2027 年 4 月に中央大学が新設する「スポーツ情報学部」のブランディング制作を担当しました。
キービジュアル制作を起点に、学部ロゴ、公式 Webサイト(sdb.chuo-u.ac.jp)、スペシャルコンテンツ、映像までを一貫して設計・開発しました。
IE3 はビジュアルの方向性設計からデザイン、実装、技術開発までをチーム内で完結させることを強みとしています。
本案件ではキービジュアル制作の依頼を起点とし、そこで提示した「データから造形が立ち上がる」という視覚原理を軸に、学部のタッチポイント全体へとスコープを広げていきました。
キービジュアルは、中央大学サッカー部・関東リーグ戦における一節の逆転ゴール前後 30 秒 / 900 フレームの実トラッキングデータから生成した立体造形作品です。YOLOv8x と ByteTrack で 22人の選手位置を検出・追跡し、ホモグラフィ変換でフィールド座標に写像しました。各フレームの選手配置が描く多角形を時間軸方向に積み上げ、二本の螺旋として再構築しています。openFrameworks でリアルタイム生成した造形を GLTF で書き出し、Blenderで高解像度レンダリングに繋ぐパイプラインも構築しました。
学部ブランドロゴは、学部名であるSports Data science and Businessから頭文字のSDBをロゴ化しており、スポーツの躍動とデータの構造性を重ね合わせた意匠として設計しました。学部のブランドカラーとしてスポーツとビジネス2つの領域を横断する意味合いを持たせた青と赤のグラデーションを定義し、以降のすべてのクリエイティブに対して象徴的にデザインしています。
学部公式サイト(sdb.chuo-u.ac.jp)は、カウンター状に流れる数字、3 列に分散するタイポグラフィ、キービジュアルから派生した背景グラフィックとシェーダーエフェクトを組み合わせ、「データから立ち上がる造形」という視覚言語をサイト全編に織り込みました。時間経過に応じて赤と青の比率が変化するグラデーションを実装し、同じページが時刻によって異なる表情を見せる構成としています。
スペシャルコンテンツ「打球データ可視化」(sdb.chuo-u.ac.jp/special)は、Rapsodo で計測した 1,502 球の打撃練習データを 3 つのストーリーに編集したインタラクティブページです。打球軌道の 3D 再現、フィールド俯瞰での落下地点マッピング、速度 × 角度 × 飛距離の散布図を、スクロール連動で段階的に開示するストーリーテリング設計としました。
コンセプト設計、アートディレクション、ロゴ、Web デザイン・実装、AI による選手トラッキングから 3D 造形生成までを IE3 チーム内で担当しました。















